ガスエンジンヒートポンプ(GHP)
ガスエンジンヒートポンプ(GHP)は、コンプレッサーをガスエンジンで駆動し、ヒートポンプによって冷暖房を行う空調システムです。電気のエアコン(EHP)と異なりガスエンジンによりポンプを駆動するため、消費電力をEHPの約1/10にまで削減することができます。また発電機を内蔵しているタイプなら、消費電力を1/100以下(およそ100W以下)にまで削減することができ、受変電設備費用の削減にもつながります。GHPは節電や電力のピークカット対策、また省CO2対策として有効です。
ガスエンジンコージェネレーション
ガスエンジンコージェネレーションは、ガスエンジンによる発電とその排熱を利用した給湯を同時に行うシステムです。電気と給湯を同時に効率よく利用するため、総合効率約80~85%と高く省エネに役立つほか、系統電力消費の低減にもつながります。
また停電時に発電・熱供給(給湯)が可能な停電対応機も市販されており、災害時のバックアップ電源・給湯器としても活用することができます。
コージェネレーションには、5kW~30kW程度の「マイクロコージェネレーション」と呼ばれる比較的小さい出力のものと、300kW~数万kW以上の出力をもつ大容量のものとがあり、前者は飲食店やホテル、アミューズメント施設向けなどの業務用として、後者は工場向けなどの産業用として広く利用されています。
エネファームとは
家庭用燃料電池「エネファーム」とは、「エネルギー」と「ファーム=農場」の造語です。
水素と酸素から電気と熱をつくることと、水と大地で農作物をつくることはとても似ています。自分のエネルギーを自分でつくる。これからのエネルギーの考え方を、ファームという世界観により表現し、家庭用燃料電池「エネファーム」は環境にやさしいエネルギーの使い方を実現します。